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オレの声が届いたのかはわからないけどオレの目の前で哉汰が立ち止まる。
背の高い哉汰が背の低いオレに合わせて腰を屈め優しい笑みを浮かべながら首を傾げる。
「柊那、どうしたの?」
「…いっしょに、部活…行こう…?」
ただ、一緒に居たいだけだけど最もな理由で同じ部活に所属する哉汰を誘う。
オレが所属する部活は写真部、月に2度しか活動しないとても楽な部活だ。
この学校は部活に絶対入らなくちゃいけない、だから楽だと思って入った。
でも今では哉汰と一緒にいられる部活の時間が楽しくて月に2回という少なすぎる時間が大切で愛おしい。
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