第一幕

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ミ-ン……ミ-ン 真夏の夏休み、この蝉の泣き声をエンドレスに聞きながら扇風機に当たる。 「……わ"ーれわ"ーれーはぁーー……っ暑い!!もーやだぁ!!」 私の名前は 神之塚 みやこ(かんのづか みやこ)高1女子! とある田舎の神社の神主の娘っ。 まぁ自己紹介もいやなくらい今は暑い……。 夏休みって案外やることないから暇なんだよね…。 ということで 私は窓際というより縁側にそってゴロゴロしている。 「あっやだみやこ!やめてよぉー…だらしないわねぇ、やだやだ あ そうそう倉の中にある流しそうめんの道具持ってきてくれないかしらぁ」 通りすがりの母はパタパタと小走りで私に近寄りたのんでくる。 まず侮辱したのを謝ってほしい! そう思ってちょっとムッとした顔でお母さんをみたけど 効果は3%にも満たないで 「え、なぁに?ウフフ」 …黒い笑顔に私は勝てなかった。
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