第一幕

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むわーーん……。 「ほっこり臭い!!つか蒸してるー!!」 真夏日の日に密室状態の倉の中は空気は暑く重苦しい、思わず換気用の窓に手を伸ばす。 窓を開けた私はくるりと体の向きを窓からかえる。 変えた向きにあったのは本棚だった。 「こんなんあったんか…」 自分が倉を最後に入ったのは小学生1.2年だから……。 「ああ、身長で気付かなかったのね」 ふと本棚に手をかける。本棚には古いが沢山並べてある、その中で私が気になったものがある。 その本は端から目を通していって、本自体厚いのに周りのものに隠されるように挟まれていた。 「…ようかい?…ちがうアヤカシ…絵巻ってなんじゃそりゃ」 手に取り最初の目次っぽい所を開く。 一番最初に 契約の印 「ぷっ!!!」 まさかのそっち系…。 …うーん、この手の本はおじいちゃんのかなあ? 今は亡き私の祖父、彼は俗にいう "みえるひと" だったと…。小さい頃その手の怖い話しを聞かせてもらってたし。 幽霊、妖怪などに興味がある私は気に入り その続きを読んだ。 、
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