―七日月―

2/3
前へ
/55ページ
次へ
それから何事もなく六日ほど経って、私は体を起こせるほどに回復した。 雪夜叉はその間毎日、朝夕とお粥を食べさせてくれて傷に巻いてある布も替えた。 私はずっと無言だった。 だが、そんなこと気にせず雪夜叉は私に話しかけてきた。 一度も・・・雪夜叉は私について何かを聞こうとはしなかった。 .
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加