日常からの非日常

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送迎係のおかげで二次会には行かなくてもよかったのが不幸中の幸い 「「「お願いしまーす」」」 俺は先輩教師二人と月島先生を乗せて車を走らせた 先輩二人は20分位で家の近くまで来てしまい 酔いざましに少し歩いて帰ると言うのでおろした おろしたくはなかったが 「石川先生のお家はどちらですか?」 「学校の近くです」 「お酒は普段も飲まないの?」 「いえ、少し飲みます」 嘘です。ザルです 俺はなるべく当たり障りのないよう面接官に答えるように話をした 「この先の公園でとめてもらえる? 」 「あそこですね」 俺はやっと解放されると思いほっと したのもつかの間 「お礼がしたいしあがってく?」 あがってくわけないだろ! と心の中でつっこみつつ 「いえ、このあと予定がありまして」 とベタな嘘をつき パチ 部屋の電気をつける 帰ってきた 俺の部屋に 無事に帰ってきた
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