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朝目が覚めると俺は眠い眼をこすりながらゆっくりと起き上がりカーテンを開けた。
そこには思わず眼を隠したくなるほどの眩い朝日が―――
射し込んできたきたわけでもなく、今にも雨が降りそうなほどの曇り空だった。
｢ねむ……｣
別に天気が晴れだからとか曇りだからといって何かが変わるわけでもない。
俺はいつものように部屋を出た。
俺には家族がいない。
いや、正解にはここにはいない
両親は２人とも海外に住んでいる。ということになっている。
｢ん……もうこんな時間か……｣
いつものように朝食を食べ
いつものように着替え
いつものように家を出た。
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