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僕は
《チワワ》とゆう
種類みたい。
このお家には、
他にダックスやパピオン・マルチーズがいてにぎやかだ。
『チビちゃんは‥つかえないわね。里親探すしかないようね。。』
家の主
(みんなはマザーってよんでる)がそういった。
何がつかえないのかな?
僕元気だよ?
でもママと離れるのは嫌だよ!
ふいに、
ママをみたら悲しそうに
僕のほうへ来て
頭をぺろぺろと舐めた。
僕の体に異常があるんだって。
睾丸が一つしかないッて。
だから兄弟のとこへも
いけないし、
ここにいる意味もないんだって。
こわいよう‥
どうなっちゃうの僕。
何日かして、
マザーにひょいと
持ち上げられてお外にいった。
初めてのお外は
震えが止まらない程寒かった。
『かわいいー!!』
『そう?なーんか不細工じゃない?』
二人の人間が
僕を交互に抱いて
話をしていた。
はじめての
理緒ちゃんとの出会いだった。
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