ナゾナゾからの始まり☆

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「何してたんだろ……」 ルイとルカが去った後二人は茂みから出てきた。 「そう言えばナゾナゾ解いたらアリスの居場所教えてくれるとか言ってたわね~」 思い出すように†羅火†は言う。 「さっきのナゾナゾ。 ひねくれてるのか、正面から行くのか考えたんだが……」 ブツブツと独り言に近い感じで犬部が話し出した。 「あたしだったらひねくれて考えるかな。 真っ正面からとかだったら、ナゾナゾじゃないしあの子達信じがたいわ」 †羅火†は犬部に意見する。 「一理あるが逆転の発想をしてみないか? 真のひねくれ者はそこまでひねくれているからな」 腕を組み犬部は意味深に頷く。 「うん?」 †羅火†は犬部の顔を見つめた。 「つまりだな5番はサボったのではなく綺麗好きで煙突をぴかぴかにした後、まっさきに自分の顔を洗った」 犬部はつ次々に推理していく。 「ふむ」 犬部の話しに†羅火†は頷く 「実は2番がサボって誤魔化すために、顔に煤をぬったのか」 最後をしめくくる犬部。 「(何故これだけの少ない情報でこの人わかったのかしら?)」 犬部の推理を聞き†羅火†はじっと感がえる。 ぐぅ~…… タイミングよく†羅火†のお腹がなる。 「おや? お腹すいたのか?」 †羅火†のお腹の音に犬部は反応する。 「えへっ」 舌をぺろりとだして羅火は照れ臭そうにする。 「コレあげる」 ガサゴソと犬部は鞄の中からパンをとりだした。 「パン?」 †羅火†は美味しそうなパンを受け取る。 「……私の手作りだ」 そう言って犬部は照れる。 「ありがとう。 いただきます」 パクリ †羅火†はいきおいよくかぶりつく。 その姿を犬部はどきどきしながら見ている。 「美味しい!」 パンを頬張った†羅火†はニッコリ笑った。 「一応、パン作りは学んだからな。 (素直な子だな)」 †羅火†の反応に犬部は満足そうな顔をする。 「パン屋になるの?」 思いきって†羅火†は尋ねる。
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