ナゾナゾからの始まり☆

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「迷ってる。 私は天才だ。 この頭脳を生かし薬剤師になるかパン屋になるか。 みんなの笑顔を守りたいんだ。 だが今の私には答えが出せない」 何故か意味深に笑いながら犬部は答えた。 「ふぅ~ん。 (軽く自慢してるし……ミステリアスな子だな)」 犬部の反応を†羅火†は不思議に思う。 「時に†羅火†さん。 君はどう推理する?」 犬部は†羅火†に意見を求めた。 「あたしの推理は二人のトランプのうち2番の顔はすすだらけなんです。 一緒に掃除していた人がそれを見たらどう思うと思う?」 †羅火†は犬部に尋ねた。 「ん~……」 †羅火†の問い掛けに犬部は首を傾げる。 「少なくとも自分だったら「自分の顔にもすすがついているんじゃないか」と思うでしょう。 そして、ルカ、ルイはすすがついていることは教えないと言った。 なら、すすがついている本人の2番は自分の顔にすすがついていることには気付くことができない」 淡々と†羅火†は説明する。 「うむ」 †羅火†の話しに犬部は頷く。 「つまり、先に顔を洗うのはすすがついていない5番の方なのではないか」 †羅火†ビシッと言う。 「二人の結論は5番だな」 「そうね。 ルカ、ルイ聞こえる? 答えは5番よ!」 二人で出た結論を†羅火†は叫んだ。「聞こえる」 「聞いてる」 「答えはそれでいいの?」 「いいの?」 ルカとルイが何処からともなく現れ二人を挑発する。 「私達が言いと言ってるからいいんだよ」 きっぱりと犬部は言い切る。 「クスクス……」 「クスクス……」 ルカとルイは笑いはじめた。 「何で笑うのよ!」 ムッとした†羅火†は声を荒げた。 「教える」 「教える」 相変わらずルイとルカはニタニタ笑っている。 「ん?」 ルカとルイの言葉に二人は首を傾げた。 「アリスの場所教える」 「だけど正解かは教えない」 「何処にいるのよ?」 ルカとルイに二人は若干苛立っている。 「アリスは捕われた」 「君の仲間に捕われた」 「はぁ?」 意味がわからず二人は顔を見合わせた。
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