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5年後
ヤッホー。この小説の主人公、ライ=シルフォードです。
生まれてから5年が経ち、神様に封印されていた意識が復活しました。
シルフォード家は上流貴族で一番権力があり、最も7大貴族に近いらしいです。
俺にとっては面倒いこの上ないです。
一応、レイという双子の兄がいるんですが、テンプレの匂いがプンプンします。
あと、7大貴族ってのは、この世界の文化、魔法を象徴する火水雷風土光闇を代表する貴族の事です。
こいつらは王族の次に権力がある。つまり、俺の家は3番目に権力があるという。
さて、まだまだ説明することはたくさんあるが、もうすぐ魔力検査をしなければいかん。
5歳になると、体にある魔力が安定し、魔法が使えるようになる。5歳の平均魔力は約2000程度。大人の過去最高は5000万らしい。
「レイ、ライよ来なさい」
おっと、お父様(笑)からお呼びがかかってしまった。
「「はーい」」
俺と一緒に返事したのが兄のレイ。
おれは精神年齢は16歳ほどだが、5歳なのでそれ相応の口調にしなければいかん。
だって5歳児が、
『はいはい、分かりましたよ』
なんてペラペラに言ってみろ。どうせ神童だ!とか騒がれるに決まっている。
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