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ネタバレだと、前にドラゴンに使った、指定した空間の切断をゲートを介さなくてもできるようになったんだけど。
「(こいつ、今何をした......?)」
「ま、そこまでしないけどな。よくてくすぐり、悪くてくすぐりだ」
「どっちにひほくふふりじゃひゃいでふは」
「何て言ってるか分からんから喋るな、ルナ」
全く、仕方ないから回復魔法をかけてやる。俺のせいだけどね。
「ふぅ......ライさん、酷いですよ!なんで私にはもろに電流なんですか?」
回復魔法で痺れも取れて、身体も舌もうまく動かせるようになったルナ。
「あのな、そんなの............なんとなくに決まってるだろ」
付け足すと同じだとつまらないからな。。
「なんとなくって............そ、それより!カエデさんが元暗殺者ってどういう事ですか!?」
あぁ、またそのまま忘れてればいいものを......
「あぁ、もう、面倒いなぁ......。ようするに、カエデは国王暗殺を失敗して、俺が拷問して、今は監視という名目でここにいるだけだ」
「......って、えぇー!だ、大丈夫なんですか!?」
「はぁー......だから、俺が監視を任されてんの。それに......」
「......それに......?」
俺はカエデの方を見ながら、
「......やっぱいいや」
睨んでるカエデを見ると、非常に弄りたいが、もっと大勢の前で羞恥に晒したいと思わないかね?
「そろそろ、依頼を終わらせようか、行くぞ」
「行くって......魔物がどこにいるか分かるんですか?
「まぁな。それでは、アディオス」
手を振ってルナとカエデの足元にスキマを開く。
「え?......ってまたこれですかー......」
「な!?おい!何だこれはああああああぁぁぁ......」
ルナはもう数回体験しているので、比較的慣れた声を出す。
カエデは絶叫しながら落ちていった。
いやはや、俺も行きますかね。
実は面白い事になってたりー。
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