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あ、ワームがベアを全部飲み込んだし。
うわ......なんか体内のベアがいるらしき所が不自然に膨らんでる。
「もう無理~......帰りたい~......てか帰せぇ......」
後ろではもうカエデが駄々をこねている。
「はぁ......キャラ崩壊しすぎだろ、カエデ。ルナを見習え」
「え?私だって平気じゃないですよ!速く倒してくださいよ~!......って、来てる来てます!」
「んぁ?」
するとルナが、ルナ達の方を向いていた俺の後ろを指差す。
振り向くと、ワームが俺を食べようと口を開き襲ってきていた。
「気持ちわ「ぎゃあああ!!気持ち悪いー!!」......【ゲート】」
瞬間、ワームが襲いかかった所には誰もいなく、ワームは地面に激突した。
「気持ちわいたっ!」
ていうか、ゲートでカエデとルナ、俺を元いた位置から後ろに移動しただけだけど。
カエデはうるさかったから着地に背中から落ちるようにしてやった。
「おーいルナ、カエデをこっち見させるなよ」
「あ、はい......」
ルナに指示を出しながら、俺は魔法を放つ準備をする。
まぁすぐ終わるのだが、
「【ストームエッジ】」
魔法名を唱えると、ワームを中心に竜巻が起こり、徐々にワームに傷を付けて、激しくなるとワームは風で切り刻まれてバラバラになった。
バラバラになった肉片を見ると、飲み込まれたベアらしき物も見える。
よく見ないと分からないぐらいだが。
ていうか普通はグロすぎて見るのも辛いけどな。
火で燃やしてもよかったが、ここは森なので、周りの木が燃えて、俺の魔法の範囲外になると、消すのが面倒なのでやめた。
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