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自分の力が足りないなら、相手を利用してでも一撃を決めるだけ。
それが『力を無くした』今のビスマス――いや、地堂恵助の出していた結論だった。
ビス「最近、格下ばかり相手にしてたからすっかり忘れてたな……w」
音もなく沈み込んだ、過去の自分擬きにゆっくりと背を向けて目を瞑る。
ビス「ありがとよ。何をすべきか見えた気がするぜ」
恵助達には無い経験が自分にはあることを思い出せた彼の表情は、幾分か吹っ切れた晴れやかな顔だった。
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