フラグ?回収するだろ。

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とりあえず俺の服装を確認。 この世界の服だろうか? 緑を基調とした長めのローブに上下黒のYシャツにパンツ。 刀は腰の鞘にしっかりと収まっている。 だせぇ……森に隠れるための服装なんだろうけど、これはない。 まぁ服は町で調達するか。 「そろそろいくよ。暇があったらまたくるよ。」 「きゅ?きゅきゅー♪」パタパタ 手を振っているつもりか?プルプルと二本の足で立ってるのは、なんというか…… 怖い。 明らかに襲い掛かってくる猛獣みたいだよ! 「とりあえず森を抜けてみるか。魔物と会いたくないし。」 ふむ。抜ける兆しが一向に見えん。 あれから十分。獣道を歩くのは腰にくる。 「はぁはぁはぁ…」 「……………………けてっ!」 「ん?お決まりのパターンの予感!」 とりまフラグを回収しにいきます。 俺、ダッシュ!! 声の方向へしばらく走ると、なんとも普通顔の女の子が倒れていた。 女の子の目線の先には一人の穀潰しのような男がいた。 ちっ!期待して損した! もう逃げようかな? 「あっ!そこの方、助けてください!」 「ええー。正直乗り気じゃないんで遠慮していいですか?」 「そんな!お願いです!なんでもしますから!」 「ほう。『なんでも』と言ったな?」 「は、はい!できることならなんでもしますから!どうか!」ゾクッ! ふふふ、俄然ヤル気が出てきた!
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