チートなにそれおいしいの?

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…俺は死んだ。 空から光速で舞い降りた柿の種によって引導を渡されました。 「笑えねぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!!…あれ生きてる!?」 俺、復活!やはり童帝卒業しなきゃ死にきれない! 「てか、ここどこ?」 見渡す限りの白い世界。 俺以外の人影は見当たらない。病院ではないよな? 「ここは観測所だ。ポンコツ。」 不意に後ろから声をかけられた。 すぐさま振り向くとそこには美青年なのか美少女なんか判別しにくい人がいた。 「あんた誰?」 「俺(私)は神。跪けポンコツ。」 Oh…電波さんだった。まぁとりあえず俺以外にこの人?しかいないし、いろいろ聞いておこう。 「えっと…ここってどこっすか?」 「だから観測所だと言っておるだろう。ポンコツ。」 「観測って星の?」 「神が星の観測すると思っているのか?簡潔に言えば、幾多の平行世界の観測だ。わかったか、ポンコツ。」 「あの…ポンコツって?」 「自分達が生態系の頂点に君臨していると勘違いしている人間をポンコツ呼ばわりして悪いか?」 いや確かにあながち間違ってはないけど… とりあえずこの人?が相当キテるのはわかった。 帰ってゲームやりたいな… 「あの…すいません、そろそろ帰りたいんですけど…」 「何を言ってる?お前は死んだんだぞ?」 「で、ですよねー……ハハハッ…ぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!!」 「うるさい、、黙れポンコツ。」 いやいやいや!少し自覚はしてたけどやっぱり死んでんのかよ! ちくしょおおおおお!俺、一生童帝かよ! 「ってことはここは死の世界?」 「捉え方としては間違いではないが、死んだことについて疑問に思わないのか?」 うっすらと頭の中で死に際の俺が浮かぶからだろうか? そういえばなんか降ってきたんだっけ?
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