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ごめんよ、マイ・サン。俺は君を鍛えてばかりで、実戦を恐れていた。
思えばあの修学旅行のときに使えばよかったんだな…
(気にしないで。君はよくやってくれたよ。僕は君といて幸せだった。)
「そこでお詫びとしてはなんだが、君の望みをある程度は叶えよう。」
「童帝卒業で。」
「ふむ。相手は俺(私)でいいかね?」
「あんた女なのか?」
「俺(私)に性別など存在しない。俺(私)は神なんだぞ?性別を固定したり、姿を変えるのは寝ていても可能だ。」
初めての相手が神様か…。不服はないが……
「俺は生身の女の子がいいです。」
「ほう。俺(私)が単なる固定概念が具現化したものだと気づいたのか。いいだろう、それならば違う世界に転生という形なら可能だ。」
「それでお願いします。」
固定概念ってなんぞ?とりあえず転生すれば、童帝卒業できるわけだ。
なんか神様とは恐れおお過ぎてヤレそうにない。
「君のような転生者は五人目だ。いずれも俺(私)の管轄の者達ではないが、お前が今から転生する世界には一人だけ存在する。仲良くやってくれ。」
「その世界はいわゆるファンタジーの世界だ。魔法があり、魔物も当然いる。」
「最初に言っておくが力云々は俺(私)が設定してある。期待しなくても強くないから安心してくれ。」
ええー、弱いのかよ。ガッカリ…。
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