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「でも今回は俺(私)のミスと言うことで特殊な能力を1つ着けておいた。向こうで確認してくれ。」
「あと武器はこれを使ってくれ。」
そう言って神様が取り出したのは一振りの刀だった。別段装飾もなく、業物ってわけでもなさそうだ。
「これは君のいた国の武器らしいな。君の能力にもっとも相性がいいだろう。特に細工はしてないが、この刀は魔法を斬ることができる。」
「基本的に異世界の武器は違う世界の魔法や超能力を打ち消すことができる。でも君自身の魔法は効くから強化などはできるはずだ。」
魔法の世界で魔法効かないとか最強じゃん!神様サイコー!
「強化魔法やその世界の言語や知識は頭にインプットさせておく。不服はあるか?」
「別段ないっすけど、顔少し修正しておいてください。あと、死んだら神様と一度はヤリたいです。」
やっぱりチャンスは有効に使わないとね♪神様とできるなんてありえないからね。
「君がその世界で活躍したら考えておこう。最後だ…新しく名前を考えろ。ポンコツでいいと思うが。」
「じゃあ……無難に『レイ』で。」
よくマンガとか小説で聞く名前だしね。わかりやすいのが一番!
とりあえず俺、世界を救うわ。神様とヤリたいからだけど。
「じゃあ、レイ。よき旅を。」
『てか普通主人公って冒頭の鬱少年だよね?』
その言葉を最後に彼は旅立った。
彼が私の夫として神となるのは、ずっと先のお話。
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