先生 ♀

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会いたい やばい、会いたいよ 校舎の窓から見える あの人が勤める学校 道路を2つ挟んだ向こう側 通学路でもあるし 行こうと思えば、すぐいける でも、今はもう 他人 接点もなにもない 赤の他人 忘れたかった…のに どうして居るんだよ 目の前に…さ 「ひさしぶり!」 笑うなよ そんな顔で 「変わんないね」 あたりまえじゃん 「もう学校慣れた?」 んなわけないよ 未だに中学に未練あるし 『好きだ』 ―へ? 聞いててよ、ばか あーぁ いやになっちゃうなぁ ねえ、好きだよ 忘れられないよ、先生
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