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「じゃあ、賢者殿の魔法の産物じゃないなら、どこからカメさんはきたんですか?」
アルスが丁寧に尋ねるとカメは目をつむって、うーんと考え込む。
「実はどういったら良いかわからないんですよね、非ユークリッド空間における相対性理論とかいっても」
「「わかりません」」
アルスとリリィが即答したので、取りあえず2人と1匹は物音が感じられた地下の研究室に向かう。
「賢者さま、グランドールさまから頼まれて何かを研究してたのと関係あるのかな…」
地下への階段を下りながら、リリィが言う。
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