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｢私たちは家主の恐平さんに、何か恩返しようと言うことで旅行を計画したんですよ｣
カメもここにいる経緯を話始めた。
｢私と一緒に恐平さんの家に世話になっている｢うささん｣と話し合いをしていましてね。
｢旅行をさせてやろう｣とうささんがほざきやがりまして。
でもお金がない。
だから私のお腹の中から、昔どこかで入手した魔法の本を見つけて。
『異界の国へ行く魔法陣』と言うのを発見しました。
恐平さんの部屋の床に、うささんが直に魔法陣を描いていたら恐平さんがミカン片手に現れまして。恐平さんが魔法陣を踏んだら、部屋が光って…。
私は気がついたら、こちらの屋敷にいたわけです｣
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