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地下に向かう暗い夜の通路で、「コツリ」と音を立ててリリィが何かに躓く。
「?何かあるみたい」
そう言って屈むと足元にある「何か」を掴む。
┐
か
め
?
└
リリィが持ち上げた物を見てアルスが言った。
目のつぶらな、可愛い小さな亀である…腹の中心にファスナーさえなかったのなら←。
リリィは甲羅側からつかんでいるので、ファスナーが見えない。
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