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【コラコラｯ！！チカぁ！】
思わず耳から離し、渋い顔を
する仕草に、おもわず失笑し
立ち上がり逃走していく・・・
「あ!!お義母さんっ！逃げたぁ
……ナツオ、電話代大丈夫!?」
【大丈夫だよ、あのさ・・・
オマエのこと心配なんだけど…
震災のあと、あんまりチカの
笑い声聞いてないから……】
ようやく少しずつ気持ちが
落ち着いてきた―――それでも
起伏が激しくなっていたのだ
「あ、ゴメン……ありがとう
…ナツオ、もしかしてテレビ電話
遠慮してくれてるのって・・・」
ナツオの愛情に胸が熱くなり、
不意にナミダがにじんでくる
【良いからイイから♪とにかく
早目に帰るよ……あ、そうだ！
成田までちゃんと来いよなっ
・・・とにかくハグさせて♪】
感動のナミダは消えた・・・
まさかの帰国ハグ発言にヨメは
ツボに入ったようだった
「フフフッ♪……特別にクチビル
サービスさせて頂きます……」
――――――
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