新たなスタート

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「待ってってば!!……っん」 「ダレも来ないし、籍入れたん だから堂々と・・・な?」 観念したチカは溜め息まじりに 笑みをうかべ、胸に飛び込んだ ……二人がベッドへ倒れこんだ 瞬間、ドンドンとドアが叩かれ、 握りコブシを作ったナツオは、 しかたなくドアを開けに行く 「はぁい……ダレ?」 「チカちゃん居る?」 ナツオが開けた廊下側には 少し慌てた様子のアカネがいた 遅れて歩み寄ったチカは 心配そうに話しかけだした 「えっ?どうかした!?」 「ゴメンなさい、おふたりの 時間にオジャマして…… 光音が『帰りたい』って言うの」 「あ、オレ送って行くよ♪ 遅いし・・・酔っぱらいアキト パパは放ってイイからさぁ」 「申し訳ないです・・・」 ナツオはチカとアイコンタクトし 3人でリビングに戻ってくる
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