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「ここは…一体どの辺りでしょう?」
私の名ははくりん、気付いたらいつの間にか桜並木の下に居た。
は「…夕飯の買い物でいつも通る道を歩いて来たはずなんですが…こんな場所今まで無かったような…」
辺りを見回してもいつもの見慣れた町の姿は無く、桜の木がずっと先まで続いている。
来た道を引き換えそうと振り返ってみても、同様に桜色の景色が広がるばかりだった。
は「しかし…良い景色ですね、取り敢えず先まで行ってみましょう」
もしかしたら知っている道に出るかも知れない、もし町に戻れたらちゃんと道を覚えて、後日花見に来よう…
そんなことを考えながらしばらく歩くと、家が見えてきた。
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