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Nside…
゙別れよっか。…俺達゙
あの時は、そう言った君の真意に気付きもしないで、ただ何も考えずに頷いてしまった。
まだ好きだったけど、向こうに気持ちがないのなら付き合っていても虚しいだけだと思ったから。
もうお互いいい年だし、生半可な恋愛をしていられる訳でもない。
それでもずっと一緒にいることを選んでた。
特にこれと言って特別な事をしていた訳じゃない。
関係が特別なだけに気を遣わなければいけない事も沢山あったけれど、二人で乗り越えてきたつもりだった。
それなのに、意外にも終わりは簡単で、君は何事もなかったかのように笑っていた。
それがすべて強がりだったんだと今更気付いた俺に君は笑って許してくれるだろうか。
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