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後少しで君のところへ…
初めて繋いだ手の温もりをもう一度また感じたい。
いつも少し後ろを歩く俺に振り向いて微笑む君の笑顔がずっと頭に残ってる。
雨の中、少し見上げた夜空に少しだけ二人の姿を映し出す。
離れていたのはたったの2週間なのに、この2週間で何度君の名を呼んだだろう。
『和也っ…、和也…』
照れ臭くて呼べなかった名前を今なら素直に呼べるから。
忘れて欲しくないんだ。
君を愛していた俺の存在を。
びしょ濡れで現れる俺に君はなんて言うのかな。
いつもみたいに怒るかな?
それとも笑いかけてくれるかな?
でも、まずは抱きしめさせて。
いつもみたいに首に顔を埋めて、君の匂いを確かめたい。
腕の中にある温かさを確認したらそっと耳に囁くから…。
゙愛してるよ…゙
END.
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