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自惚れかもしれない。
でも、私と同じくらいの及川君の愛情も、私を見つめるこの目から感じられる。
こんな幸せ、
きっと他にはない。
「ん?」
及川君を見つめたままポーっとする私に及川君が少し首を傾げる。
「……好き…。大好き。」
「………。」
…あれ?
なんか、及川君、顔赤…
「反則。」
そう言って私のおでこをつんっとつつくと頬杖を付いてふいっと窓の外を向いてしまう。
まさか、及川君照れてる?
「ねぇ。ねぇねぇ。」
「うるさい。」
及川君のもう片方の腕をくいくいっと引っ張って見るがそっぽを向いたままだ。
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