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「ねぇ嗄柚梨、これからどうする?」
「どうしようか…屋上に行ったら危ないし…」
「今朝みた男の子何処に連れていかれたんだろう…」
「……私たちも捕まったら……」
「……………………」
「…捕まらないように頑張ろう!」
「うん…!」
「何処行く?」
「一旦教室に戻ろう♪」
「うん♪」
教室に着き、周りをみると誰もいなかった。
「みんな何処に行ったんだろうね…。」
「まさか…みんなもう捕まったとか…」
「まっまさか~加菜恵怖いこと言わないでよ~」
「だっだよね…」
スッスッ
「?何この音…」
スッスッ
「ねぇ、嗄柚梨!逃げよう!なんかヤバいよ!」
「そっそうだね…」
スッスッ
「どうしよう…近づいてきてる…」
スッスッ
「嗄柚梨…教室に隠れよう?」
「えっ?教室に?」
「うん!もうすぐそばまで来てるんだよ!教室に隠れるしか…」
スッスッ
「嗄柚梨、早く!」
「うっうん!」
私はのそうじ置き場に隠れた。
ドアがあるからみつかりにくいと思って…。
加菜恵、ちゃんと隠れたかな…?
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