はじまり

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  「さ~ゆ~りっ♪♪」 ドスンッ 「「いったぁ~」」 「もう!いきなり飛びつかないでよ!」 「ごめ~ん…。でも、嗄柚梨がちゃんと支えないからだよっ!!」 私のせいですか…。 私は嗄柚梨(さゆり)高校2年生 で、私に飛びついてきたのは加菜恵(かなえ)私の親友♪♪ 加菜恵とは中学校からの友達、中学校の時も大の仲良しだった。 いつもいきなり飛びついてきて、2人一緒に倒れる…。 これが痛くて……。 「どうして飛びついたら倒れるって学習しないの?」 ため息と一緒に言う…。 「だってぇ~…」 「だって?」 「面白いんだもん♪♪」 「……はっ!?それだけの理由?」 はじめて理由をきいて呆れた…。 私はそれだけの理由で毎日痛い目に…。 「ひっどぉ~い!!だって…だって私、嗄柚梨のこと大好きだから…グスン…。」 「あぁ~泣いちゃダメ~~~!!」 私は加菜恵の泣き顔に弱い…。 だってだってかわいすぎなんだもん!! 加菜恵はこの学校で1番美少女だと思う…。 ホントは高2だから美少女じゃなくて美人か美女なんだけど…。 性格が幼い♪ だから美少女♪♪ この顔でこの性格だから男子にもちろんモテる。 男子にモテる子ってほとんど女子に嫌われてるでしょ? でも加菜恵は違う…。 女子からもモテるの♪♪ 「抱きしめてくれたら泣き止む…。」 キュン そっその顔…反則…。 ギュッ 「嗄柚梨大好き~~~♪♪」 「私も加菜恵大好き~~~♪♪」 …私たちけしてレズではないですよ! ただ仲が良いだけなんです♪♪ 「…あっあのっ!かっ加菜恵さん……。」 「?、なぁに?」 そう言って私たちは離れる。 「……俺…加菜恵さんのことスキですっ!!」 「ごめんなさい!!」 加菜恵、即答。 少しは考えるそぶりしなよ…。 ダッ 加菜恵に告白した男子は走って何処かへ行ってしまった。 そりゃあ、即答されたら…ねぇ……。 「相変わらずモテるね♪♪」 「ムウッ、嗄柚梨こそモテるじゃん!!」 「はぁ!?、ぜんっっっぜんモテないよ!!」 ……嗄柚梨気づいてないんだよね…自分がモテるってこと…。  
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