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自分でも分かっていた…
よく転ぶし…
鏡を見ると自分でも"お化けみたい…"
って思ったから…
「…………………」
私がうつ向いたまま
黙っていると
ドゴッ!!!
「「「いった~い」」」
「何が痛いだ!
この子の方がもっと痛いよ!!」
誰?
この子…私を…
かばってくれた…?
「げっ、この子ってあの子じゃない?」
「だよね…逃げよっ!」
「あっ待ってよぉ~」
「ったく…大丈夫?」
その子は優しく微笑み
私に手を差し出してくれた…
私は嬉しくて…
泣いてしまった…
今までずっと
助けてくれる人なんていなかった…
皆ずっと私を冷たい目で見て…
でもこの子は…
私に優しく微笑んでくれた…
すごく嬉しかった…
「あり…がとう…」
泣きながら私は震える声で言った…
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