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「羽禾っ…!!」 零が僕の名前を呼ぶ。 「え…、」 僕は零に抱き締められていた。 そして、 グサッ という音が聞こえた。 嗚呼、嫌な予感がする… 零の体に触れると生暖かい感触がした。 僕の手に付いているのは零の血 僕は全然事態が読み込めない。 零は、零は、 僕を庇って怪我をしたの?
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