この想いを。

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涙で少ししょっぱい私のファーストキス。 先輩……いや、陵が唇を離した。 「あ、これ」 自分のブレザーの第二ボタンを外す。 「あげる」 「っ」 「第二だけは死守した」 そう言って苦笑した先輩。 ボタンのないブレザーが、風ではためいた。      .
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