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そこにいたのは、生徒会長だった。
「あれ?キミ、1人?」
不思議そうに私を見つめる。
「あ、はい」
「この仕事、キミが1人でやるの?」
「……はい」
優しく、生徒会長が微笑んだ。
「手伝うよ」
「でも、」
生徒会の仕事って大変なんじゃ……。
「ほら、気にすんなって。早く終わらせた方が楽だろ?使える者は使っとけって」
「……分かりました。ありがとう、ございます」
これが、私と先輩の出会いだった。
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