1⃣

1/4
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ

1⃣

その日は、どんよりとした、今にも、涙雨が降りそうな日であった。出発したばかりなのに、既に、帰りの事が気掛かりであった。 それが、又、後々関わる事になって行くであろう事かを知るとは、此の時は、ついぞ、気が付く訳ではない! それが、奇妙な事に額こそ違え、いずれも、何処かへと行った金の行方が…
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!