プロローグ

2/4
前へ
/135ページ
次へ
AM8:00 いつも通りドアを開けると店内は温かく少し冷えた体を優しく迎えてくれた。 「いらっしゃいませ」 朝からテンションが高めの明るい声… 「カフェラテM……アイスで」 「カフェラテMサイズですね。 店内でお召し上がりですか?」 「……はい」 「他にご注文はございませんか?」 「ないです」 「それでは、350円になります!」 毎回、やり取りは同じ。 これが個人の喫茶店とかなら 『いつもの』 で、済むのかもしれないけど… お金を払って、商品を受けとる。 「ごゆっくりどうぞ。」 笑顔で見送られるのも、いつもと同じ。
/135ページ

最初のコメントを投稿しよう!

222人が本棚に入れています
本棚に追加