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それは一瞬の事
漆黒の瞳があたしを捕らえた
ドキリと心臓が跳ねる。
えっ……なに?
彼は嫌悪した顔で店員にむかって
何か言ったみたい…
でも、その声は
とても小さく…
つぶやいたと言ってもいいのかもしれなぃ。
ただ…嫌がっている様にはみえた。
それを楽しそうに…
からかう様な素振りで
首元に手をかけて
胸の中がもやもやするようなこの感じ…
でも、自分には関係ないって…
あたしは視線を自分のスカートへと落として、嵐がすぎさるのを待つように無関心を装った。
一連の流れを見て、余り良くない事が起こりそうな予感がしていた。
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