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自宅
ガチャ…!
冷蔵庫の中を物色
俺
(…大根の味噌汁で良いか)
シャーシャー!
トットットットットットッ!
ポチャポチャポチャ!
大根の皮を剥き
具材を軽快に切り鍋へ投入
亜美
「んん…?」
その音で少し起きたのか?
寝返りをうっている
俺
(なーに女みたいな声出してんだよ)
(お前の黒パンツ?
も見たかねーつの…)
俺
「!?」
バッ!!
俺
(黒色…)
(てっ!こいつっ!)
(何ズボン脱いでんの!)
かなり動揺しながらも
次はネギを切る…
タタタタタタタッ!
俺
(バカじゃねーの!)
(何動揺してんだ俺…)
タタタタタタタッ!
モゾモゾ…ペタッ!
俺
(今更パンツの1つや2つ…)
タタタタタタタ!
ペタッ!ペタッ!
俺
(ペタッ?)
亜美
「早起きだね…」
「何作ってんの?」
ぷにゅ!
俺
「!?」
「味噌汁だよ!」
「呑んだ後は
大豆系が良いらしいからな…」
俺
(ギャー!)
(こいつブラもしてねーじゃん!)
亜美
「ふーん」
「一応考えてんだ…」
俺
「まぁな…」
(離れろー!)
(お前は女と言う事を考えろ!)
(自覚しろー!)
亜美
「出来るまでテレビ観るわ」
ペタッペタペタッ!
かなり寝ぼけてるのか?
ヨタヨタしながら
テレビの前に向かう…
俺
「あぁ…」
(その前に着ろ!)
(とりあえず服を着ろ!)
出来るだけ時間をかせぎ
服を着る機会を与えたのだが…
俺
「ほい…」
コトッ!
味噌汁と卵焼きだ
すぐに出来てしまった…
亜美
「ありがと…」
俺
「………」
(お前はもう女じゃない…)
亜美
「一緒に食べないの?」
俺
「朝は食わないんだ…」
亜美
「そだっけ?」
「じゃいただきます…」
カラカラカラ…
俺
(男と女ってなんだろね…)
俺はまた一人
ベランダで煙草を吸うのだった
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