幸せの星

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「お袋なんて死ね! うつ病ごときが人間様に歯向かうな!」 「うるさい! 不登校の癖して大人に文句言うな弱虫!」 少年は不登校でした。でも、不登校なのには理由が有ります。 病気のせいで、死にたいとばかり思ってしまう母。そんな母が自殺してしまうのでは無いかと心配で、学校どころでは無いのです。 一方、母も同じ。息子には、自分の心配などせずに学校に行って欲しい。 互いの気持ちは隠されたまま、ただ傷つけあっていたのです。
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