眼鏡~1~

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『こ、幸ちゃん実はね・・・芹咲侑李に・・・』 「話しは後、もう次の授業始まるから早く教室戻るよ。 風紀委員長がサボりだなんてシャレにならないから!」 『あっ・・・は、はい』 とりあえず幸ちゃんの後をついて教室に戻り真面目に授業を受けた・・・ ―――――――――・・・ 「じゃあ授業はここまでだ、しっかり予習するように! あ! 桜坂・・・ちょっといいか?」 突然そう先生に呼ばれ返事を返して教壇に近付く・・・ なんか嫌な予感がする。 「悪いんだけどな~ ん~生徒会なんだがな その・・・なんだ、 今度の文化祭の事でな、生徒会が決めなきゃいけないものが沢山あるんだか ん~そのだな・・・」 先生が言わんとする事はすぐに私に伝わった・・・ つまりあのバカどもは女にうつつを抜かし過ぎて何も決めてないと、そんなとこかな・・・ フンッ! 本当に腐った奴らだ・・・ まぁ私には関係ないけど 今日は早く帰って幸ちゃんとディズニーのDVD見る予定だもん。 だけどこの私のささやかな楽しみは次の先生の言葉で打ち消される事となる・・・ 「いやな、言いにくい事なんだか・・・ そのだな、風紀委員長として 話しがまとまるよう君に取り仕切ってきてもらいたいんだ・・・うんそれがいい、そうしよう。 じゃあ任せたぞーーっ」 先生はそれだけ言うとスタコラサッサと逃げて行った・・・ あのハゲ頭。  
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