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★侑李
おかしい・・・
冷めた顔をして呆れている桜坂 麻友を俺はジッと見つめていた・・・
何故だ・・・?
普通 ”お前は俺に惚れる ” なんて宣言されたら意識とかするもんじゃね~のか?
『話しは終わりですか? 邪魔なので出て行って下さい!』
「だとさ! 侑李どぉする~?」
ヘラヘラ笑う光来を無視して桜坂の手を掴んで引っ張った・・・
『離しなさい!』
思ったより抵抗してきた為俺は桜坂を抱き抱えた・・・
「コイツちょっと借りてくぞ!」
『ちょっ ふざけないでッ!』
「いってらっしゃ~い♪」
ヒラヒラ手を振る光来に「今日は会室使うなよ」と念を押しザワザワしている教室を出て行った・・・
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