眼鏡が私を強くする！

眼鏡～１～

何を隠そう、私には秘密がある･･･

学校では真面目で成績優秀な強気で気丈な完全無欠の風紀委員長

果たしてその実態は･･････

答え･･･　

ただのヘタレなのです。

そう私は、小、中学校と
イジメがいがあるとかでずっとイジメられて過ごしてきた･･･

そんな自分を変えたいと悩んでいたある時、

ふと父親のかけていた眼鏡が置いてあるのを見て

冗談半分にかけてみた･･･

その途端･･･

鏡に映る自分のキリッとした姿に私は強くなれるような気がした･･･

それから眼鏡をかけると何故かいつものオドオドしたヘタレではなくなり

真面目で言いたい事もハッキリ言える強さを兼ね備えた自分に変身できるようになった･･･

幸ちゃんは 一種のマインドコントロールだと言っていたけど、

単純な性格だったのが幸いしてか、それ以来私は眼鏡さえあれば変われるようになれた･･･

幸ちゃんは単純すぎだとか、そんな物に頼るのはどうだとか色々言っていたけど、

結局素の自分を出すのを嫌がる私に付き合って自分も真面目な振りを演じて側にいてくれる様になった･･･

本当の彼は下手くそなギターをガンガン ブイブイいわしノリノリになっちゃうような男の子なのだが･･･