わたすぅはリア充だった

5/8
前へ
/398ページ
次へ
「アル。起きて大丈夫?」 金髪、碧眼の美少女だった。瞳も髪も、まるでテレビから出てきたアニメの美少女みたいな。 だが、それよりも。 「――えない」 「どうかしたの?」 あり得ない……。 あり得ない!!リアル(現実)にこんな美少女がいるなんて信じない!! 二次元以外は断ッッ固認めないぞ!! けど可愛い。 萌え……。 っと、美少女がこっちを変な目で見てるよ。 「あ。ごめん、なんでもない。心配掛けてごめん」 「え?」 美少女はかなり驚いたようなような表情をする。足元をふらつかせ倒れた。 それを床に触れる手前までなんとかで慌てて支える。 「あっぶね~」 美少女を腕に抱えながら冷や汗を垂らした。 美少女に傷をつけるなど、この俺様がオタクの名において決して許さん!! 例え、それがリアルであったとしても!! 「きゃああ!!」 うおっ。 美少女は叫びながら俺を押し退けると、距離をとられた。 やば……。今メチャメチャ傷ついた。 美少女に叫ばれた……。 泣きそう。 いや、泣かない! 僕は泣かない!例え美少女に叫ばれようとも! 僕つおいもん! 「あなたは……。本当にアル?」
/398ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21153人が本棚に入れています
本棚に追加