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「アル。起きて大丈夫?」
金髪、碧眼の美少女だった。瞳も髪も、まるでテレビから出てきたアニメの美少女みたいな。
だが、それよりも。
「――えない」
「どうかしたの?」
あり得ない……。
あり得ない!!リアル(現実)にこんな美少女がいるなんて信じない!!
二次元以外は断ッッ固認めないぞ!!
けど可愛い。
萌え……。
っと、美少女がこっちを変な目で見てるよ。
「あ。ごめん、なんでもない。心配掛けてごめん」
「え?」
美少女はかなり驚いたようなような表情をする。足元をふらつかせ倒れた。
それを床に触れる手前までなんとかで慌てて支える。
「あっぶね~」
美少女を腕に抱えながら冷や汗を垂らした。
美少女に傷をつけるなど、この俺様がオタクの名において決して許さん!! 例え、それがリアルであったとしても!!
「きゃああ!!」
うおっ。
美少女は叫びながら俺を押し退けると、距離をとられた。
やば……。今メチャメチャ傷ついた。
美少女に叫ばれた……。
泣きそう。
いや、泣かない! 僕は泣かない!例え美少女に叫ばれようとも!
僕つおいもん!
「あなたは……。本当にアル?」
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