チートな異世界人

わたすぅはリア充だった

「え？ あ、いえ、あなたの名前は、アルフォート・ミニチヨ・コレイトです」

うわああああああああああああああああああ!!!

冗談がマジになっちゃったぁ!! しかもなんでバランスよくなってんだ!!あたかも『普通の名前です』って言えそうなくらいに普通だぞ!!大した違和感が無いぞ!!字面から変な印象があまりない!!

早口で言われない限りは普通な感じだぁあああああ!!

泣きそう。

泣くぞこんちきしょう。

「そっか、アルフォートか」

内心とは別に、なんともないように動き出す俺の口。まったく、臨機応変だなこのヤロウ。

チョコレートじゃなくて、ミニチヨ・コレイトって所がなんか少しだけムカつくな。俺、あれ大好きなのにな……。

「詳しい話しは明日にしましょう。とりあえず、今日は休んでください」

優しい子やな。