チートな異世界人

学校できゃっほい

翌日。

俺は美少女こと、ミルナ・ドルニイースさんから大体の説明を受けた。

俺の住むはコレイト家は、王族に次ぐ権力を持った貴族らしい。コレイト家の初代が王様の親友だったらしく、今も仲がいいそうだ。

俺はコレイト家の長男。そして、妹が一人いるらしい。母親は昔に亡くなり、俺の父親、ガウス・ミニチヨ・コレイトは任務へ行き、五年ほど戻ってないとのこと。
普通ならば死んだと思うだろうが、定期的に連絡が来ているらしい。貴族なのに任務へ行くということは、それなりの実力があるのだろう。任務の内容は知らない。

そして彼女は俺を傷つけたくなかったのか、アルフォートについてオブラートに表現してくれた。

俺が相当最悪な人間だったという事を。

子供を蹴るし、下級貴族を魔法の的にするし、平気で人を裏切るし、学校でも苛めっ子だし、気に食わないモノは全部壊す。そして、彼女は俺の許嫁らしい。彼女の家は、母親が借金を押し付けて失踪したため、借金を負った下級貴族で、うちの父親と仲のいい彼女の父親が決めたことらしい。

彼女は俺との結婚は嫌だったみたいだが、家が危ないため決意したらしい。

今時珍しく優しい娘だ。