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天井から降り注ぐ風の刃をリュートとぶつかり合いながら回避する。
二刀流をZANXUS(ザンザス)の二丁拳銃に物質変換させると共にリュートの顔面めがけて炎を打ち出す。
当然ながらバックステップでそれを回避し、俺も追従して二丁拳銃を合わせて鉄砕牙に変換。リュートに斬りかかる。
「風の傷!」
リュートに剣撃を受け流されたついでに衝撃波の技を放つと、先程までいた場所からこちらを追うように落ちてきた風の塊と相殺させる。……はずだったが見事に打ち負けた。やっぱ神殺しぱねえっす。
なんとか壁際に張り付いて避けたが、当のミルナご本人まで降りてきたのでまたしても走りながらリュートへと攻撃を続ける。
「おかしいって何が?オレの頭のこと?」
「おう、それは周知の事実だ。今更過ぎるアホ」
「なんでや!最初イケメンキャラだったろ!おまえ、誰のせいでこんなアホになったと思ってんだ!」
「はいはい、俺と契約してアホに引き寄せられたんだよな、知ってる知ってる。でもそれ潜在意識もあるんじゃねえの?もとからアホだったんじゃねえの?」
「はあ!?んなわけ…………あるかもしれない」
「やっぱな、このアホ」
「うるせえ!アホアホ言うなし!お前だってアホだろばーかばーか!!」
「馬鹿って言う奴が馬鹿なんですぅー、やーいばーか!」
「んだとお!この正也のくせに!」
「うるせえ!リュートのくせに!」
「「やんのか!!?ああ!!?」」
睨み合う中、そんな二人を割くかのように膨大な魔力が飛んできた。
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