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突然目の前に現れたひとつの光が俺に向かってそう言った。一点の光。いつも見ているあの太陽なんかよりも、清らかな感じを醸し出す光。太陽なんかより、強い存在感。どれだけ自分がちっぽけな存在か思い知らされる。
「お前には異世界を救って貰うため、来てもらった」
……。
……。
厨二乙!
「いたっ」
何かに頭を叩かれた。
「たわけ!真面目に聞かんか!事は急を要しているのだぞ!単刀直入に言う、私は神だ。そして、ある異世界が危機に陥っている。それをお前に助けて貰う」
携帯小説……?
「いでっ」
「私はお前の思考くらい読めるんだ!いいから世界を救ってこい!最強の力を与えてやる」
やっぱし最強設定の携帯小説じゃ……?
「痛いっ、痛いって!」
連続で頭を叩かれる。頭を叩いているモノは触ることも視認でき無いのか、触れて止める事が出来ない。
「お前には想像した物を出せる力をくれてやる。あまり大きなモノは出せないからな。それと我と同じ最強の肉体、最強の魔力、最強の魔眼、最強の回復力、最強の耐久力、かなりの学習能力くれてやる」
やっぱし転生もの最強設――
「痛いって!」
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