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神「悪口は聞こえない様にしなくてはねぇ?
今すぐにでも聖職者だと証明してもいいんですよ?」
そう言って、数珠を構えお経を唱え出された
神「何妙法蓮華経……」
シ『イニャァァー!!』
裕『ぐぁぁーーー!!!
……す、す……すみませんでしたぁぁーー!!』
心無しか透明度が増した身体に恐怖し、空中で決まった華麗なる土下座
シノさんに至っては、猫又特有の9本ある尻尾が 6本に減り、気絶寸前だ
裕『貴方程聖職者向きな人はいません!!!二度と悪口言いません!!!
だから許してくれーー』
シ『も……駄目ニャ……
頭に輪っか乗せた裸の子供が見えるニャァ……』
裕『シ、シノさぁぁん!!!!!』
シ『裕……司、後は頼ん………ウニャァ?!』
決め台詞の途中で放り投げられた……
神「何してるんですか。
本当に祓う訳ないでしょうが」
裕・シ『え?!』
神「わざわざ貴方達から出向いてきたからには、それなりの理由があるんでしょう?それを聞かず 祓うなんて極悪非道な事しませんよ。
なのに何です?今のは? 恥ずかしい人達ですね」
裕『だ、だって何時も出合い頭に祓おうとするから!!』
神「あぁ……あれはストレス発散ですね。貴方達の反応が面白くてつい」
この瞬間、次会う時は裕司の手料理を持ってこようと決めたシノさん
更に裕司の殺気でラップ音が響く部屋
話し合いが進まない……
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