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石「……お前、何普通に会話してんだ?まさか、俺の周りにいる奴らもお前の………」
神「はぁ~、やっぱり貴方馬鹿なんですねぇ…。
私がけしかけたとでも言いたいんでしょうが、それは無理な話ですね」
石「はっ!現に目の前で話してたじゃねーか!」
神「それは、ここにいるシノさんに敵意がないからですよ。生きている者に敵意を持った幽霊は、側にいるだけで生気を吸い取り弱らせるのです。
要するに早死にするって事ですよ。私がわざわざ貴方の為にそんな危険な真似するはずないでしょう?
ですから、貴方の周りの幽霊達の事までは知らないという事です。まぁ、追い回すって事は少なからず敵意があるのかもしれませんがね?」
神楽の言葉に、徐々に青ざめていく石倉君。そしてトドメの一言が……
シ『少なくとも、ここに一人君に敵意を持った幽霊がいるけどニャ~!』
石「あ……あぁ……うわぁぁぁーー!!!!」
遂には顔面蒼白になり、生徒会室を飛び出していった
シ『ニャハッ!ちょっと虐め過ぎたかニャ?敵意とか嘘なんだけどニャ』
神「当たり前です。そんな危険な幽霊とっくに除霊済みですし、近くにいた所で霊感の無い者には多少の寒気程度しか感じませんよ。」
シ『お主も悪よニャン!!』
神「…やっぱり古臭い」
シ『ウニャ~………』
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