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石「お、おい…いいのかよ?あんなに敵意剥き出しにされたら……」
ぐちゃぐちゃになった部屋を見て唖然としながらも、少し神楽の事が心配になったようだ
神「大丈夫でしょう。
あの幽霊、元はとても穏やかな子です。今は少し混乱しているだけですよ
それより、助けるに当たりいくつか条件があります」
石「な、何だよ?」
神「一つは、生徒会の仕事を真面目にする事。私一人で仕事も除霊もでは そのうち倒れてしまいます。」
石「……分かってる。助けてくれるならそのくらい……」
神「そのくらい、ですか……。本来役員として当たり前の事なんですがね
もう一つは、貴方も除霊に立ち合う事です」
石「な…に?!そんな危険な事!!大体俺がいたって何の役にも立たないだろうが!!」
神「まぁ、はっきり言えば足手まといですね。しかし、幽霊達が突然騒ぎ出した理由を知る事、それと疑われては敵わないので除霊を見届ける義務があるんですよ。大丈夫です。きちんと守りはしますから」
石「仕方ない……のか」
神「ふむ、では準備等がありますのでまた明日、生徒会室へいらして下さい。あぁ、間違っても条件に背いたり、ましてや八雲 奈津を連れてきたりした場合は即刻除霊を打ち切りますので」
石「分かった。じゃぁ、明日から頼む!!」
神「えぇ……」
今日一日を耐え抜こうという気迫で石倉君がでていった後、神楽が呟いた
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