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神「……隠れてないで、出てきなさい!」
すると、先程の威勢が嘘の様にしおらしくなったシノさんがソローッと顔をだした
シ『ぼ、僕頑張ったニャ!!幽霊っぽかったニャ?ニャ?』
神「えぇ、素晴らしい演技力でしたよ?ただねぇ………ニッコリ』
シ『あれは!あれは……申し訳ありませんニャ』
笑顔の圧力に負けた
その後、生徒会室へ戻ってきた聖と裕司は、数珠を片手に笑顔で仁王立ちする神楽と、涙目で片付けをするシノさんを見た
聖「シノさん……哀れ過ぎる……」
裕『俺達、お金ないからなぁ……』
そして翌日、すっかり綺麗になった生徒会室に、石倉君がやってきた……
石「あー……今日から宜しく頼む…」
神「えぇ、では早速いきましょうか」
神楽は、前日裕司から受け取ったとあるリストを元に体育倉庫へ向かった
神「此処は、貴方の他に多数の被害が報告されていますね。石倉君、貴方にこのお札を渡しておきます」
石「これは?」
神「貴方を霊気から守る為の物です。除霊中、何かあっても私は対応できませんからね」
少し青ざめた顔でお札を受け取ったのを確認し、いよいよ除霊、そして石倉君を調教……洗脳………改心させる為の計画が動き出す
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